よくある相談とそれに対する私なりの回答

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 ここに記されている回答は、医療関連の資格などを全く持たない素人の私がほんのわずかな経験とほんの数冊の文献を参考にしてまとめたものでしかありません。
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 まだ未完の部分も多いですが、完成するまでずっとオープンしないのも良くないと思い、できたところまでで公開して参ります。



2.医療機関との関わり方



  1. 医師が病状の説明をしてはくれるのですが、なんだか軽くあしらわれているように思えてなりません。冷たさを感じてしまうのは私だけでしょうか?

  2. 医師から「危険な状態にあり、命を取り留めても、寝たきりや意思の疎通ができなくなるかもしれない。」と言われ、どうして良いかわかりません。




よくある相談とそれに対する私なりの回答

2-1.医師が病状の説明をしてはくれるのですが、なんだか軽くあしらわれているように思えてなりません。冷たさを感じてしまうのは私だけでしょうか?

 私が説明を受けた医師はみなさん大変丁寧に素人にも分かる言葉でお話戴けましたし、
分からない言葉が出たら、その場で聞き直せる雰囲気もありました。

 いろいろ質問して嫌がるような医師や専門用語を並べるタカピーな医師は少なくとも適切な医療に当たれる程の人格者では無いと思うので、避けたいですよね。
(尚、本の紹介ばかりで恐縮ですが、Q1-1で紹介させて戴いた栗本氏の本に「ヤブ医者発見撃退法」が載っています。そういった医師にあたってしまった場合の具体的な対応策は、和田秀樹さんとテリー伊藤さんの本「病院のカラクリ、医者のホンネ」に少々あったと思います。)

 但し、医師も忙しいため、会う度に(いきなり行ってその場で)聞きたいというのは無理かもしれません。他のスタッフに相談してみて、主治医の都合とご家族の都合を照らし合わせて面談の機会を持ってもらえるか確認してみたら如何でしょうか。たとえ一度説明がすでになされていたとしても、もう一度他のご家族を交えて説明をお願いするぶんには特に断られたりしないと思います。
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2-2.医師から「危険な状態にあり、命を取り留めても、寝たきりや意思の疎通ができなくなるかもしれない。」と言われ、どうして良いかわかりません。

 医者の発言については、医者は現在の症状や今後の見通しについてコメントを求められた場合、実際の状況よりもかなり悪いかのように答えるものだと私は割り切って解釈するようにしています。
 なぜなら、適切なレベルないしそれよりも良好なレベルであるとか、どの程度まで回復する等と答えた場合に、その後、もしもそのレベルよりも悪化したり、そこまで回復しなかったならば、医師の責任が問われかねないことになるからです。
 一方、「既に悪い状況にあり、今後も悪くなりかねない。」と回答しておいた場合には、その通りに将来悪くなったとしても、それはどうしようもなかった状況だったと素人を素直に認識させることができます。そして、もしも当初回答したレベルよりも良好に回復したならば、例えそれがもともと当然に見込める程度の回復具合であったとしても、それは医師の手柄のように受け取られ、素人から感謝すらされます。
 要するに、悪目に回答しておけば、将来どう転んでも医師自身は安全なポジションを確保できるのです。

 あと、「一生治らない。」等というような言葉を安易に用いたりして、患者をいたずらに絶望させるようなことを平気で言えるような医師であったならば、そんな医師の言う事なんて、全く信じるに値しないかと思います。

 私は、どんな状況になっていても、回復を信じ続けることは患者当人にとっても自分自身にとっても無駄ではないし、必要なことであるのではと思っています。
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